Love Story's+α



それから数日後


小鳥は少し元気を取り戻し私になついてきた。


でも飛ぼうとするんだけど…片翼だけでは上手く飛ぶことは出来ず小鳥は窓からいつも空を眺めていた。


「あの大空を飛びたいね」


小鳥はまるで返事をするように


「ピッピピヒ…貴女も飛びたいんでしょう?」


えっ?


今の声は?


小鳥を見ると


「僕と行こうよ、あの大空へ」


「行きたい!でも、私は人間。飛べない」


「大丈夫だよ、僕がいるから」


「でも貴方は片翼」


「大丈夫だから!行こう、僕と」


「……」


「ね」


「うん。一緒に行く」


私と小鳥は窓から…飛んだ。




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