Love Story's+α



「水無月なのに梅雨。水有月の間違いじゃない」


う~私は何を話してんだ。


「そうだな。風待月なのに突風だし」


「風待月?」


「6月の別名、水無月と一緒。旧暦だからずれてるけど」


そうですか。


「流石学校一の天才」


「まぁな」


否定しないのね。


「それよりさ、さっきの本当に八曜日ならいいのにね」


「ん?」


「そうなら余分な一日出来るからデート出来るよ」


勉強ばかりしてる奴だからデート出来ないって皮肉。なのに


「やっぱ馬鹿だな。八曜日あったらその分学校に行く日が増えるだけ」


だから天才は苦手。


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