Love Story's+α



………


……





「怖かったら…」


貴方の唇を人差し指でふさぎ


「怖くないよ」


「止めるなら…今のうち」


「止めてほしいの?」


初めての彼の部屋



少し…緊張してる。


「止めてほしくない」


貴方の腕にすっぽり包まれて…


口づけされた。


貪るようなキス


今までとは違う激しい激しいキス


抑えられてたものがまるで堰を切ったように…私を襲う。


「…フゥ…ン…」


「お前…色っぽすぎ…俺もう、無理…抑えられない」


貴方はそう言うと


私の首筋に顔を埋めキスを繰り返す。


私は、何だか恥ずかしく目を閉じた。


貴方は私を抱き上げベッドに…


「優しくするから…」


「うん」


貴方の手が優しく、まるで何かを刻み付けるように私の身体をまさぐっていく。


恥ずかしい…


くすぐったい…


でも


嬉しい…


貴方に愛されてる思いが…自信が…今の私にはあるから


貴方を誰よりも愛してるから


貴方を誰よりも信じているから


「……」


「ん?」


「私を…あげる…愛してる」


何故か涙が零れる。


貴方は「フッ」と笑みを零し涙を唇で拭き取って


「愛してる…俺はお前を…もらうよ」


「……」


「……」


「うん…愛してる」


「離さない…から…絶対に…離さない」


「うん」


私の涙は止まらなくて


でも、それは…幸せの涙だから


私達は…


一つに結ばれた。


幸せだよ…


繋いだ この手を離さないで


世界中の誰よりも貴方を愛してるから…





*END*




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