Love Story's+α



中には


「指輪」


「前に可愛いって言ってただろ?」


覚えてくれてたんだ。


ウィンドウに飾ってあったあの指輪


小さなアクアマリンが三つ付いた指輪


凄く可愛い。


左手を持ち上げ薬指にはめてくれた。


「サイズ大丈夫だったな」


「うん」


「……」


「……」


ありがとうを言いたいけれど声にならない。


「どうした?気に入らなかったか」


ううん


首を振り


抱きついた。


「フッ」


彼は…私を強く抱きしめ


「ミルキー食ったか?」


「う、うん」


「じゃあ俺も」


えっ?


驚いてる私にキスした。


「うん、甘い」


また口づける。


もうミルキーの味はないよ。


甘いのは


ミルキーじゃなく…貴方だよ。







※Fin※












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