Love Story's+α



そんな彼女がある日


「ねぇ、凄い可愛いイヤリング見つけたの。私に似合うと思うのよね」


と珍しくねだってきた。


俺は嬉しくなり買ってやることに。


で、その店に…


な、何でアクセサリーショップじゃないんだよ。


何でゲーセンなんだよ。


「ほら、これ」


指差した先には…小さいピストルのぶら下がったイヤリングがカプセルに入ったユーホーキャッチャー


こ、これかい?


「私に似合うイヤリング」は!


横を見ると期待に目を輝かせて俺を見てる。


「もう何千円も摺ってるのよね。欲しいのはあのワルサーP38」


お前はル〇ン三世か!


仕方ない。


これも惚れた弱味だ。


心で神に祈り100円玉を入れた。





*END*




【800文字で三題噺:ピストル·イヤリング·ポニーテール】


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