あんたとあたし
教室に沈黙が流れた…。



俺は立ち上がり彩実を見た。



「大地…?」



多分さっきまで顔が見えてなかったのだろう。



かなり驚いた様子。



「か…彼女もうできたんや…ごめんな、邪魔して…」



彼女じゃねーよ。



「別に…彼女じゃないし」

「え??じゃぁ何で…」



何であんなことしてた??と聞きたいのだろう。
顔が少し赤くなっていた。


何だかそれが純粋すぎて触りたくなった。



「誘われたから相手してただけ」



そう言って俺は彩実に少しずつ近づいていく…。



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