狼さんとの付き合い方
「…?」


…ん?


「だから、邪魔者がいなくなったねって――…」


「…へ?何それ…」



私が言葉を言い切らないうちに、ドサッという音が教室に響いた。



「っ!?」



気が付くと、私の背には床があり、

目の前には、不敵に笑った晋夜の顔があった。


これって、まさか…


「やっぱり瑠樹がああなる理由もあるわ…」



凄い危ないんじゃ…


そういうと、晋夜は私の首に「突っ込んで」きた。



「…ひあぁあッ!?」


晋夜の茶色がかった髪が頬に触れる。





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