狼さんとの付き合い方
この声は、



「海牙!」



「バカ晋夜!何やってんだ、(俺の)茜に!」



「…痛ぇ…」



気付くと、近くに筆箱が。
あ、これを投げたのね…それは痛い訳だ。


でも助かった…!!

キスされずに済んだ…!


キスされるのは瑠樹だけで勘弁―…







…え?

あれ、今、私何て…


「ったく、茜、逃げるぞぉおっ!!」


そして私は海牙に手を掴まれ、教室を走って出る。





…瑠樹の事と今の事を重ねながら。





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