狼さんとの付き合い方
【狼さんの心境:灯夜】

「あ~…ふざけんなあの教師…」



教師としての立場でこの発言はダメだろうけど。
俺はわざわざ遠い教室までいかなきゃならんのだ。
 


…あの教師、

『木原先生、さっきアンタの生徒から提出物預かったけど、
先生見なかったから教室の机置いときましたよ?』



…ふざけてんのか。

どうせ職員室より教室が近かっただけだろ、あのヘッポコ野郎。

イライラしながら遠い教室へと向かう。



…ふと、視界の先に誰か見えた。


あれは海牙?

良く家来るから顔知ってるんだよな。



…けれど俺は気付く。

海牙の顔は、いつものおちゃらけた顔じゃなかった。




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