狼さんとの付き合い方
そう考えている間にも、瑠樹の舌はもっと奥へと入ってきた。


足が震える。


実際抱きついたままキスをしているから、もう油断したらその場に座り込んでしまいそうだった。



「瑠樹…もう、らめっ…」


コイツは一体どこで息してんのかってぐらい、

究極に上手い。



酸欠で死ぬ、と思った丁度に、私は解放された。




「俺、ずっとこうしたかった…」


「あの放課後から…?」


「…本気でそう思い始めたのは、そこらへん」



あぁ、あんなに前から…

私はさっき気づいたのに。

でも…




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