狼さんとの付き合い方
「もしもし、私」


「茜?俺」


「どうかしたの?」


「え?そりゃ茜の声が聞きたかったから」


「瑠樹、それキモい」


「え、それ、普通に傷つく…」


電話の向こうでも、うなだれたのが良く分かる。
でも、さっきまで思い出してただけだから、この瑠樹の声が新鮮だった。



まぁ安定の変態だけど。


「ねぇ茜?」


「あ゛?(おい」


「明日、開いてる?」



…まさか…

この変態と…!


「うん、まぁ」




「じゃあさ、6人でどっか行かね?俺とお前と、晋夜と由眞と海牙と灯夜さんと」



効果音がでる勢いで、私はベッドから転げ落ちた。




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