狼さんとの付き合い方
「せ…先生ぇ…」


「大丈夫、大丈夫」


…遊馬さん、本当無理っぽいんだな。

俺の服の裾をぎゅっと握っている。


……全く、

可愛くて困る。


お化け屋敷の中で押し倒してしまいたい。


「…大丈夫?入るよ?」


「…はぅ…もうちょっと待って…」


ペタンと遊馬さんが地面に座り込む。



…可愛い。

…あの教室で軽いキスをした時の様に、また俺の中に意地汚い考えが浮かんだ。





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