狼さんとの付き合い方
私達は瑠樹達よりも一足先にお化け屋敷へと入った。



「ぅ…うぅぃい…」



ヤバい。

怖すぎて変な声出てきた。


入ってまだ全然だけど、もう心臓がぶっ壊れそう…


「遊馬さん、大丈夫ですか」


「大丈夫じゃないですよぅ…」



強く先生の服を握る。

すると、先生はふぅっと溜息をついた。


「…分かりました。じゃあ、怖くなくなるおまじないでもしましょう」



お!!?
何それ!?

それを早く言って下さいよと言う前に、





私の顎がくぃっと上を向き、唇に何かが触れた。




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