狼さんとの付き合い方
「茜は?」


「お使い。隣町まで行くの」


「ふーん…あ、じゃあ私もう行くね!」


ばいばい、と言いながら美々が去っていく。

その背を追いかけていくと、背の高い男の子がいた。
あいつも、私達と同じ中学。


確か、高校も同じになったんじゃなかったっけ。




…あ、腕組んだ。


何てキラキラしてるんだろ……


きっと私には遠い未来なんだろうな。



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