狼さんとの付き合い方
…正直、入学式なんてのは面倒臭い。



それも、寝起きの瑠樹を持ってるなら、尚更の事。


本当は美々と行きたかったけど、瑠樹のご機嫌直しに付き合う事になって。


「あー、…眠ィ」


瑠樹は頭を抑えながら歩いていた。

途中、沢山の女子がこっちを振り向く。



断片的に聞こえる会話からは、「格好いい」だの「イケメン」だの。



コイツの顔だけで判断しちゃダメだってば。





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