狼さんとの付き合い方
入学式が始まった。
早く終わってほしい。
瑠樹は何度も欠伸を噛み殺してる。
「新入生代表―…」
もういらないでしょそんなの、と思った瞬間だった。
「木原、晋夜」
…んっ!?
私はバッと顔を上げる。
そこには、あの紳士な晋夜が立っていた。
早く終わってほしい。
瑠樹は何度も欠伸を噛み殺してる。
「新入生代表―…」
もういらないでしょそんなの、と思った瞬間だった。
「木原、晋夜」
…んっ!?
私はバッと顔を上げる。
そこには、あの紳士な晋夜が立っていた。