図書室で・・・



回れ右をして、
来た道を戻ろうとした。

「工実!!!!」

背後から声がした。
まぎれもなく森先輩の声・・・・。


一瞬立ち止まるかためらったが、
私はそのまま歩き出した。


「おい。工実!!!」

腕をつかまれ、
足がもつれた。


「うわっ。」

「なんで逃げるんだよ。」

「なんで追いかけるんですか!」

「工実が逃げるからだよ。

・・・ちょっとこっち来いよ。」



そして私は、先輩にさらわれた・・・・・(?)









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