図書室で・・・



「大丈夫だったのか?」

「・・・・・・まあ。」

「可愛くねーな。」

「よく言われます。」

私は朝、先輩と会った窓際のスペースに座っていた。
先輩が背中から抱きしめる形で・・・・。



「で、なんでこの格好なんですか!人に見られますよ。」

「絶対ないね。ここのあたりの本棚、広辞苑が並んでるだろ。
借りる奴なんていない。」




まあ、そうだけど・・・・・。

この格好・・・・相当ヤバいんだよね。



「あの・・・・・離してください。」

「やだ。」



今日の運勢ヤバいよね私・・・・・。

見ず知らずの人とお昼ご飯食べたり、
見ず知らずの人からギュッとされたり・・・・・。


しかも、今日は・・・・


「違うんです。」

「ああ、工実いい匂いする・・・・・。
襲いたくなる。」

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