図書室で・・・
「生理か。
それなら襲うの辞ーめよ。」
クスリと笑みを浮かべると、
私の手を掴んで、クイっと引っ張ると、
もう一度さっきの態勢に戻った。
「あれ。
何赤くなってるの?」
「は・・・・?!」
「そういえば・・・・・。工実、なんで朝図書室にいたんだよ。」
「・・・・・。」
「兄ちゃんのこと・・・好きなのか?」
耳元で囁かれる。
なんだろう・・・・
胸の奥がぎゅーっと縮むような
身体の中をくすぐられるような・・・・・この感じ。
「先生じゃなくて・・・・・。他の奴にしろよ・・
あんな奴好きになっても傷つくだけだ。」