図書室で・・・
「コレコレ!!!
これやん、雑誌にあったやつ。」
「ううん・・・。私は、こっちの方がいいと思うけど。」
なんか新鮮だな・・・。
こんなにも楽しいなんて思えるだなんて。
「工実も選んだらええやん。私、選んだろか?」
「えっ。でも、」
「ほら、遠慮せんとぉ。」
楽しい。
楽しい。
あの日から、ずっと暗い毎日を送ってきた。
『私は、楽しく生きちゃいけない』
そんな事を自分で決めつけていた。