図書室で・・・
「工実・・・・・。」
私の名前を呼んだ、
1人の男の子・・・・・。
「どちら様でしょうか?」
本当にわからなかった。
その人の名前、何故私のことを知っているのか、その人とどんな関係にあったのかも・・・・・・・・。
「俺だよ。山下和哉・・・・。」
山下と名乗った男の人はぎこちない笑顔を見せて笑った。
「・・・・ご、、ごめんなさい。えっと、・・・・」
「覚えてないの?・・・・俺の事・・・・。」
覚えてないの・・・・・・・?
覚えてないの・・・・・・・?
彼が言った言葉が頭の中で反復する。