図書室で・・・
ドンッ
「・・・っ!」
余所見をしていて、前から来ていた人に気づかなかった・・・・。
「ごめんなさい!」
俺の胸の高さくらいの子がいた。
その子は廊下にお守りらしきものをぶちまけていた。
ぶちまけてしまった理由は俺なんだけどな・・・・。
「ちょっと先輩。拾いなさい!」
俺より先に落としたものを拾っている工実が言った。
「あっ、大丈夫ですよ。」
「これ、誰かにあげるんですか?」
「・・・・えっ、ああ、サッカー部のなんですよ。」