妹婚約者

楽しい寮案内

桜side


「さくちゃん、どういうこと！？櫻井先輩とじゃなくていいの？」

夕ちゃんが私に向かって小声でそう言った。


「うん…私、涼さんが他の女の子と一緒にいるのを気にしないで見れるほど強くないから…」

「まぁ…朝倉さんはずっと櫻井先輩に引っ付いてるだろーね」

「うん…あ、海斗先輩っ！さっきはありがとうございました」

「あれ？やっぱり気付いてた？」

「はい、あれ…私の為ですよね？」

「うん、なんだー気付いてたのか」


海斗先輩はそう言って笑った



海斗先輩って思うんだけどいっつも笑い方が独特よね…