tube
「そうか?」
不思議そうにする顔すらも新鮮な気がする
「可愛いかもー」
ふふっと笑いながら叫ぶ
「うるせぇよ、可愛いとかウザいから」
怒ってはいるけれど、顔は微笑んでいるようで何となく仲良くなれた気がする
「こういう時間も大切にしなきゃね
雅樹、良い雰囲気出てる」
「なんか照れるなー」
笑いながらも空を見上げる雅樹は絵になる
「何かいつもと違う曲作れそう」
鼻歌がメロディを描き出してくる
「そりゃ良かった、お前が居なきゃ俺の価値はないからな」
「そんなことないでしょ」
星を見上げながら否定をするけれど、雅樹の顔を見たら顔が曇っている