tube


雅樹の初シングルを出す時本当に思った

雅樹の聴力の凄さ


私が初シングルとして提供した曲は雅樹の声に合うと思ったアップテンポな曲だった

テンポが早い分、出だしはもちろんのこと
息を吸うポイントさえも大事だった


それだから、晃さんに難しいと思いますと伝えて歌録りに入った

時間がかかるだろうと思っていた


しかし、雅樹はあっという間に曲の感覚を掴み

私がところどころに入れた小さな音さえもきちんと掴み

歌録りを終えてしまった


かかるだろうと思っていた時間の半分

こいつ、凄いな…
と思った瞬間

晃さんが

「俺、天才かも」

と言ったあの笑みは本物だった



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