17歳最後の恋…。
━駅前13時━


公輝がまだ来ない…。いつも早いのに…。


何してるんだろ…電話にも出ないし…。メールも来ないし…。


女の子待たせるなんて…

後10分待って連絡無かったら帰ろう…。


「君可愛いね〜!俺達と遊ばない?」


ナンパかぁ…。軽いなぁ…頭とか…。(笑)


「誰か待ってんの?ドタキャンされたとか?可哀想〜慰めてあげるよ♪」



確かにこいつの言う通り…ドタキャン寸前でもこんな奴公輝の足下にも及ばない…。


お願い公輝…来て!!



『心!!』


『!!公輝ぃ』


安心して公輝に抱き付いてしまった…///


公輝は何も言わずただ静かに抱き締めていてくれた。走って来たみたいで荒い息をしながら…。


『ごめん遅れて』


『すんごく心配したんだよ?後10分待って連絡無かったら帰ろう!とまで思ってたんだから!!』


『ごめん!じゃあ行こっか?』


『うん!公輝手…。』


そっと手を繋いで人混みの中歩いて行く…。



公輝がちゃんと来てくれた事が嬉しかった…。


『わっ!!人多いね〜』


『心…。こっちおいで?はぐれたら大変だし…』






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