隣のアイツ
「やっぱ俺病院ついてく。」
いきなりそう切り出した唯斗はすでに電話をきっていた。
「ほんと、過保護。」
そう呟きながらも、さっきの感情はどっかにいったみたいで、嬉しいと思ってしまう自分。
すぐにインターフォンが鳴って、あたしはドアを開けた。
「まだ怒ってる?」
そう言うと、唯斗が優しくあたしを包み込んだ。
「…お、怒って…ンッ」
そして静かに触れた唇は、ゆっくりと深さを増していく。
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