あのコの彼氏。
結局は、あたしの
被害妄想で別れた。


桜夜ゎ何度も別れたくない

って言ってくれた。


でも、あたしの固い意志伝わったのかな‥


「わかった。」

って―――

「綾菜が20歳になって
彼氏いなかったら
迎えに行く。」

「もし‥、もし彼氏
いたら?」


「奪いに行く」

「‥‥う‥ん。」

「じゃあね。」

桜夜は、手を降って
歩いていった。


「待って――ッ!!」


しばらく立ち止まって
振り返る桜夜。


‥‥‥!泣いてる。


「あのね、、あの‥」

「どーした?」

「えっと‥なんでもない」

「なんだそれ」

「バイ‥バイ」

泣きすぎて言葉に
なんなかった。

「おう!」


それだけ言って桜夜は
去っていった。


その日を境にあたしの
生活はめちゃくちゃに
なっていった。
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