黄色いスパイク
俺は少し期待してた
だって...今日はバレンタインだぜ??
まさか誰かに渡したりしないよなー
なんて結構心配してたんだけど
まさか、俺にくれるとは
陵かもしんねーけど...
にやけそうな口をおさえながら、何を話そうかと考えてる時だった
「あのっっ!!!これ、食べてください!!」
今宮美冬が突然俺の手にチョコを押し付けた
驚きでありがとうも言えないまま、急いで教室を出て行ってしまった
俺は驚きと、嬉しさでしばらくぼーっとしていた
俺…だったのか…
って事は、両想い??
俺は、近くの机に腰を落とす
何かが手に触れた
あ...ケータイ置きっぱなしじゃん