黄色いスパイク
サッカーなんてよくわかんないけど…
それでも、狭山くんはみんなとは違う
何て言うか…
狭山くんの周りの空気はキラキラしてる
見ていて、吸い込まれそうになるんだ…
「な~に見とれてんの!」
紀伊ちゃんが私のほっぺをつついた
「狭山くん、かっこいい…」
ほんとに…かっこいい…
狭山くんを見ると、胸が熱くなるの
狭山くん…
好きです
「え~!私はやっぱり陵一筋かな!」
そう言って紀伊ちゃんは頬を赤く染めた