黄色いスパイク






「体調もう、平気なのか?」



狭山くんが俯きながら言った





「う...ん」







私の事嫌いなのに、どうして心配するの?



私は、嬉しさと悲しさに阻まれながらも
勇気を出した



もう、あたって砕けよう








まだ、誰も登校してない静かな廊下



ここのいるのは、私と狭山くんだけ



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