黄色いスパイク
「みて、あれ」
紀伊ちゃんがあるものを指差した
そこには、2人の人影が見えた
目をこらして見ると、なんと狭山くんだった
「彼女…かな??」
紀伊ちゃんの言葉に、胸がズキズキした
狭山くんといるのは、かわいいって有名な隣のクラスの女の子だった
彼女…なの?
「好きです!!」
女の子が真っ赤になりながら言った
狭山くんも顔が少し赤い
「あ…ありがとう…」
もしかして…
付き合っちゃうの??
紀伊ちゃんが私の手を握ってくれた。
私は我慢できずに下を向いた