流し目小町
試練
「いよいよ、おまえも中2になるな。

これから雷乃丞の名跡をつぐわけだから

ますます精進してもらわなくてはならん。」

「はい。」

「そこでだ。この4月から別の学校に転校してもらう。」

「何かわけでもあるんですか?」

「まずは学校案内を読め。それからだ。」

オレは封筒の中をあけた。

校舎がうつった何の変哲もない学校案内。

しかし校名をみたとたん、

オレの目が点になった。
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