君と歩くこの道

練習試合も
終わり....

3年の先輩と話してるとき
君と梨央先輩は
何したか覚えてる…??


私はいつでも
覚えてる





電車の椅子に座ってた
隣同士に座ってた
君と梨央先輩
梨央先輩は眠って
君の肩に頭を乗っけたよね


私は梨央先輩が
わざとやってるようにしか
見えなかった....



私は怒りと悲しみが
一気に込み上げ
私の目は海になった.


そして私の頬を
触った手は.
とてつもなく
悲しみに溢れた
涙で濡れていた....



話してた先輩に慰められ
君は困った顔してたよね?

「なんで分かってくれないんですか…」

と私は涙を流しながら言葉を放った


なんで分かんないの...
なんでなんでって
心の中で思った、





この時私は





産まれて初めて
嫉妬という

悲しくて
なんともいえないこの
気持ちを

知った…。






< 4 / 19 >

この作品をシェア

pagetop