聖石戦隊 キラレンジャー
大学内の雰囲気もがらっと変わっており、頭にあるそれまでの構図は役に立たなそうだ。
まず基本的に艮はやめておいたほうがいいわね。
とりあえず闇が最も薄い方角を目指す。
悪魔の言う通り、長くいると生気を奪われてしまいそうだ。だんだん苦しくなってくる。
曲がり角を挟んで、足音が聞こえた。春風は静かに止まって身を潜める。
ここで元気に動き回れるなんて、敵しかいない。
ぎりぎりまで近付けて・・・勢いよく足を蹴り出す!
「うわあ!」
と、派手に音を立てて転んだのは哲平だった。
「だいじょーぶー、哲平くん? あ、春風ちゃん!」
「みなさんどうしてここに!?」
春風は座り込んだまま両手を口に当てる。
「ちょうど駅に集まったころ、陸が大学のほうから悪魔の気を感じてさ」
健介は腰をさする哲平に手を差し伸べて言った。
「いてて・・・春風もずいぶん凶暴になったな。とりあえず出口はすぐそこだ、行こうぜ」
「ごめんなさいね哲平さん」
五人は再び駆け出す。
ところが、入ってきた場所は塞がれていた。
「あれえ、ここ外につながってたのにー?」
「閉じ込められたか・・・」
陸が舌打ちする。
「でも落ち込んでる時間はありません、別の道を探さないと。
今度は闇の強いほうへ行ってみます。悪魔がいるか、または手掛かりがあるかもしれません」
まず基本的に艮はやめておいたほうがいいわね。
とりあえず闇が最も薄い方角を目指す。
悪魔の言う通り、長くいると生気を奪われてしまいそうだ。だんだん苦しくなってくる。
曲がり角を挟んで、足音が聞こえた。春風は静かに止まって身を潜める。
ここで元気に動き回れるなんて、敵しかいない。
ぎりぎりまで近付けて・・・勢いよく足を蹴り出す!
「うわあ!」
と、派手に音を立てて転んだのは哲平だった。
「だいじょーぶー、哲平くん? あ、春風ちゃん!」
「みなさんどうしてここに!?」
春風は座り込んだまま両手を口に当てる。
「ちょうど駅に集まったころ、陸が大学のほうから悪魔の気を感じてさ」
健介は腰をさする哲平に手を差し伸べて言った。
「いてて・・・春風もずいぶん凶暴になったな。とりあえず出口はすぐそこだ、行こうぜ」
「ごめんなさいね哲平さん」
五人は再び駆け出す。
ところが、入ってきた場所は塞がれていた。
「あれえ、ここ外につながってたのにー?」
「閉じ込められたか・・・」
陸が舌打ちする。
「でも落ち込んでる時間はありません、別の道を探さないと。
今度は闇の強いほうへ行ってみます。悪魔がいるか、または手掛かりがあるかもしれません」