聖石戦隊 キラレンジャー
まさか、ひょっとしてこいつが噂の・・・身構えようとした瞬間

「その身体能力ならあるいは・・・パワーストーンをお持ちですか!?」

勢いよく悠月を指差す。
するとどこからか、いわゆる雑魚キャラたちが5、6人現れ、彼女を囲った。

哲平はその悪魔のようなやつを睨むが、当の悠月は、わぁっとまるで緊張感がない様子。

「離せ!」

「はは。素直に従うと思いますか?」

「思わねぇな。どけっ!」

雑魚たちに飛びかかるが、なにか不思議な力にはね返される。

「哲平くん危ないよ!」

「お前が一番危ないだろが・・・」

「あ、そっか」

もう一度起き上がり駆け出す。

が、やはり同じだ。悠月ばかりか、雑魚の体に触れることさえできない。

それでも、諦めるわけにはいかない。

「ほうほう。君もなかなかの精神力ですね。
愚かな人間たちは普通恐れをなして逃げ出してしまうというのに」

「ひとりで逃げたら後味悪いだろ」

「そうですね。いやいや、ご立派です。
貴方もパワーストーンをお持ちですか? 調べる必要がありそうです」

そう言って先ほどと同じように手をかざし、雑魚が哲平のまわりに集まったときだった。

突然、光に包まれた。



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