雨女☆晴れ男
「…ごめんっ!!」
「あっ…べっ別に…」
我に返った晴太くんが必死に謝る。
「俺、ダメだな(笑)」
苦笑いの晴太くん。
「何が?」
「俺、思ったこと実行しちゃうんだよね…」
「そうなの?」
「今だって、歯止めがきかなかった。抱きしめたいって思ったら、抱きしめちゃうから…」
本人はすごく気にしていることだったみたい。
晴太くんには悩みなんてないんだって、勝手に思ってた。
「…あたしは、そんな晴太くんでいいと思う。やりたいって思ったらやるなんて、あたしには絶対できないことだから…。さっきの告白…だって…すごく…すごく…勇気が…///」
一人赤面してしまう。
晴太くんを励まそうとしただけなのに、なんで赤面…///
「雫ちゃん…励ましてくれるのは嬉しいんだけど…逆効果なんだけど///」
晴太くんも赤面してしまっている様子。
「ごっごめん…」
お互いに照れてしまって、会話がなくなってしまった。
「あ…」