雨女☆晴れ男
「えっあっ…」

「雫ちゃん、反則だよ」

「なっ何が…?だってさっきまで寝てた…///」

もしかして、起きてたの!?
どっどこから!?
頭をフル回転させ、記憶を辿る。
どこ…どこから…?

「触るなんて卑怯だよ、雫ちゃん…?」

…って事は…頭を撫でてた時から!?
なんてことだ…
もう恥ずかしくて死んじゃう!!!

「せっせせせせ晴太くん!!!」

ドキドキし過ぎて上手く言葉にならない。
どんどん火照ってくる。

「雫ちゃんも熱…あるの?」

そう言っておでこに手を当てる。
その手に反応してるのか、どんどん体温が上がる。

もう何が何だかわからなくて、知らぬ間に意識を飛ばしてしまった。
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