雨女☆晴れ男
「んぅ……はっ!!」
えっ!?
あたし、ホントに気を失ってた!?
嘘っ…
「起きた?」
「あっあの、あたし…」
気を失ってた事が恥ずかし過ぎて、まともに顔をみれない。
「ごめん。からかいすぎちゃったね」
そう言って頭を撫でた。
「あっ…その…あたし…」
「雫ちゃんがお見舞いに来てくれたおかげでだいぶ楽になったよ。ありがと」
「でも、あたし何も…」
晴太くんが倒れたのに、何も出来なくて、無意識に頭撫でちゃって、バレたのが恥ずかし過ぎて気絶。
何にも役に立たなかった。
なのに…
「晴太くん、あたしに優しすぎだよ…」
「えっ?」
晴太くんが近づいて来た。
「だっだから…晴太くんは、あたしに優し過ぎ…なんだってば」
晴太くんから距離をとる。
Σぐいっ「きゃっ」