雨女☆晴れ男
「ホントになんでもしてくれる?」

「あっあたしにできる事なら…」

「…う~ん。じゃあ、夕食作ってもらおうかな」

「…えっ?そんな事でいいの?」

もっと難しいお願いされるのかと思ってた。

「『そんな事』って…もっと難しいお願いの方がよかった?」

「えっあっ…そんな…」

心読まれた!?
思ってた事、ほとんどそのまま…

あたしってそんなにわかりやすいのかな…?
なんか恥ずかしくて顔を隠した。

「雫ちゃん、作ってくれる?」

「…うん。あたしの手料理でよければ」

「ありがと。キッチン好きに使っていいから。材料はあり合わせになるけどいい?」

「うん、大丈夫。…冷蔵庫失礼します」

冷蔵庫の中を見た。結構色々入ってる。
お米もあるし、野菜もあるし…
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