雨女☆晴れ男
「…雫ちゃん、おかあさんが」

「えっ?あぁ…」

ぽかーんってしている間に晴太くんは話終わっていた。

「…もしもし?」

「雫、いい彼氏を持ったわね」

「えっ!?あっ…///」

お母さんの言葉に赤面する。

「雫、あんまり遅くならないうちに帰って来なさいね。あっ帰る前に連絡してね。それじゃ…」

電話切られた。

「雫ちゃん、おかあさんなにか言ってた?」

「えっ!?…」

あんなこと、言えるはずない。

お母さんが、『いい彼氏を持ったわね』って言ってただなんて…
恥ずかしい///

「あっ…遅くならないようにって」

「そっか。…じゃあそろそろ帰らないとか…」

寂しそうな声でそう言った。

「えっあっ…あたしなら、大丈夫だよ。それに…もう少しだけ、一緒に居たいから」

そう言って、晴太くんの近くへ。

「ダメ…かな?」

「ダメじゃないけど…」

困惑した表情の晴太くん。
あたしの事、考えてくれてるんだよね。

「じゃあもう少しだけ」

そう言ってソファーに座った。
つられるように晴太くんも座った。
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