黒縁メガネ男子に恋してる
秘密のミッション
教室に戻ると、菜々美が出迎えてくれた。
「綾華、お疲れ!」
「菜々美、足、大丈夫なの?」
「うん、あのあとすぐに病院行ってきたんだけど、やっぱりねんざだった」
「そっか。まだ痛むでしょ?」
「ちょっとね。
でもテーピングしてもらったから、さっきよりは、だいぶいいよ。
ところで、さっき智哉は帰ってきたけど、雄太は?」
「あぁ、聞いてよ……」
あたしは、菜々美と一緒に席に着き、一部始終を話して聞かせた。