黒縁メガネ男子に恋してる

チャラい男子も、ヤンキーっぽい男子も、そんなルックスのヤツは、けっこういるんだよね。


おばあさんから見たら、雄太もその友達も区別つかないかもしれない。


徳井さんは、すっかり雄太が犯人だって思ってるみたいだけど、確定はできないと思う。


だったら……。


あたしは、手を取り合って喜んでいるおばあさんふたりに言った。


「わかりました。
あたし、コイツにじかに聞いてみます!」


ところが。


「おいっ、それは無茶だ!」


また智哉が腕を引く。

< 125 / 513 >

この作品をシェア

pagetop