黒縁メガネ男子に恋してる
チャラい男子も、ヤンキーっぽい男子も、そんなルックスのヤツは、けっこういるんだよね。
おばあさんから見たら、雄太もその友達も区別つかないかもしれない。
徳井さんは、すっかり雄太が犯人だって思ってるみたいだけど、確定はできないと思う。
だったら……。
あたしは、手を取り合って喜んでいるおばあさんふたりに言った。
「わかりました。
あたし、コイツにじかに聞いてみます!」
ところが。
「おいっ、それは無茶だ!」
また智哉が腕を引く。