黒縁メガネ男子に恋してる
実は、その通りのことを考えてたから、言い返せない。
「その顏は図星だな?」
顔をのぞきこまれ、今度はあたしが目をそらした。
ヤバい、読まれてる……。
「べ、べつに!」
「いいか? ホントに危険だから、綾華はなにもするなよ?」
「わ、わかったわよ!」
「ちゃんと、進展があれば、綾華にも知らせるから、マジで、手出しするなよ?」
今度は、真剣な目で言い聞かせるように言われ、あたしは素直にうなずいた。
「うん、わかった、約束する」