黒縁メガネ男子に恋してる

オレオレ詐欺の犯人




「あれっ? 綾華?」


突然、声をかけられ、物思いに沈んでいたあたしは、ビクンと顔を上げた。


えっ? この声って。


振り向くと、そこには……。




「と、智哉!?」


「おぅ。こんなとこでなにしてんだ?」




うわっ、今まさに、智哉のこと考えてたんだけど。


でも、そんなこと言えるワケない。




「えっ、いや、べつに、えっとぉ……」

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