黒縁メガネ男子に恋してる

智哉、さらっと言ったけど……。


言われたこっちは、メチャクチャ恥ずかしいよっ!


どんどん顔が赤くなっていくのが、自分でもわかる。


あー、もう、ヤダーーーッ!


嬉しいのと恥ずかしいのとで、気持ちがメチャクチャだよ!


人の心をこんなに振り回してっ!


いつかどっかで仕返ししてやるんだから!


どこを見ていいかわからなくて、智哉の胸に、トンと、おでこをくっつけた。


これで、智哉の視線からは逃れられる。


でも、ほっとしたのもつかの間……。

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