黒縁メガネ男子に恋してる

ゲーセンのある通りには、カラオケ店や居酒屋の入ったビルが、たくさん並んでいる。


ゲーセンでいくつかゲームを楽しんだあと、あたしたちは、打ち上げの行われる居酒屋に向かうことにした。




「これ、ありがとね」


歩きながら、智哉がUFOキャッチャーで取ってくれたぬいぐるみを、笑顔で見せると、智哉も微笑み返してくれる。


「欲しいのがあれば、また言って」


「うん!」


……なんか、デートみたい。


付き合うことになってからも、体育祭の準備や練習で、デートできてなかったからなぁ。


うれしい気持ちで智哉の隣を歩いていると。

< 478 / 513 >

この作品をシェア

pagetop