黒縁メガネ男子に恋してる

やがて、高校が、幹線道路をへだてた向こうに見えてきた。


でも、正門は、100m先だ。


雄太との待ち合わせ場所もそこ。


どうか、雄太がいますように!


走りながら、ひたすら祈る。


校門が道の向こうに見えてきた。


雄太は……?


「いたっ!」


校門の前で、帰ってくる班を出迎えてる先生の横に、雄太が立っている。

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