スパイは男装した女の子!?



「どうして…」



「え?」



この声、女?



「どうして、いっつもあたしの邪魔を…」



「お前が犯人か?」



城田が冷たい声で言う。


「そうよ!!あたしが犯人よ…」



犯人が顔をあげた。



帽子を被っていないから、顔がはっきり見える。


「何でこんなこと…」



「あたし、城田くんが好きなの…」



「好きなら、何で…」



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