恋愛ニート
そのあと駅中の雑貨屋さんに寄り道して
ふらふらとみていると、
可愛いペアストラップがあった。
「翔平、ちょっとうち探し物してくる~」
「おう♪待ってる!」
わたしは翔平に内緒でペアストラップを
買った。翔平に見せたらおどろくかな-♪
店をでると、翔平は自分が買った袋を
がさがさと開けはじめた。
「じゃーん★真由これみろよ!可愛いキーホルダーあったから
買っといた!ペアストラップだぜ(笑)」
え..それうちが買ったのと一緒じゃん!!
「ねえ翔平..//これ...(笑)」
「...は?(笑)まじかよ♪俺ら趣味あうんだな(笑)」
その時の翔平の笑顔にわたしはキュンってなった。
帰り道、わたしがケータイを置き忘れてたのに
気づいてとりにいったら、バス行っちゃった。
「次のバス1時間後だわ~歩いて帰ったほうが早くね?★」
「それはないよー(笑)歩いたら2時間はかかるよ?」
「真由鈍いんだよー、俺真由と長くいたいだけだし。」
「え//う、うん。ありがと・・//」
翔平はずるい。わたしの心をまるごと
奪ってくんだもん。
わたしたちは歩いて家に帰ることにした。
「そーいえばまゆさ、あのゲーム覚えてる?」
あのゲーム...学校のテストの合計点で
負けた方が勝ったほうに抱き着く罰ゲームつきのゲーム。
「うん、お、覚えてるよ」
「真由何点だった?」
「んーとね、ろくじゅ..え//「どうせ俺が負けてるの
目に見えてたから先にぎゅーしといた♥(笑)」
「ばーかっ///」
初めてのぎゅー。翔平の力が強くて男の子なんだって
改めて思った。広い肩幅、バスケの腕、わたしは翔平の全部に
ドキドキしてた。
甘い甘いあの夏は、あんまり長く続かなかったんだよね...